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相模原市
2月26日、27日
リザルト(PDF)
全カテゴリ / エキスパート /
ミドル
ビギナー / キッズ
主催:株式会社ダイナウォール
協賛:株式会社ゴールドウイン
協力:ランドローバージャパン町田
今年も土、日曜日の2日間で310名の選手の方にご参加いただきました!本当に大きな大会になってきたな〜、とスタッフ一同感謝しています。
この大会の目玉となるセッター陣は、平山さん・小山田さんをはじめ飯山さん・小沢さん・木村理恵さん・嵯峨君!もうおなじみの音と映像と光・デコレーションを使った演出を、DJテオレムさん、DJノイズさんとVJさんたちのご協力により行ないました。また今年も、大会用のウォールを設置しました。
土曜日はキッズ、ビギナー男子、ミドル男子。
キッズは参加者が増えることを想定し、4クラス(幼稚園、小学校1〜2、3〜4、5〜6年)に分けました。飯山さん設定のターザン課題(ゆらゆら揺れる小箱に捕まり、離れ小島に無事降り立てれば完登)が大好評!!そのほかにも楽しく、難しい課題が色々。
ただこのキッズクラス課題設定は、非常に難しかったです。4年前、このキッズクラスを開始した時は、全く初めての子供たちが楽しく参加できるようにという意図で作りました。今もそれは同じですが、一方でこの大会を目標に頑張って練習してきてくれる子供たちもいます。こうなると課題設定が非常に難しく、今回は全部の課題を完登する子達が続出してしまう事態にもなりました。また時間制限のある中で名簿順で行ったため、トライ回数が不公平になってしまいました。こうした問題点は本当に来年以降改善していきますので、キッズの皆さんまた来年もよろしくね〜
ミドル男子は参加者が87名。決勝進出者を去年より増やしましたが、わずか8名という狭き門。時間終了直前までその行方はわかりませんでした。
決勝はオンサイトで一人ずつトライ。1手でも上の人が次ラウンド進出。同着時は前のラウンドの成績で決まります(完登の場合は前の成績は考慮しない)。時間内なら何度でも挑戦可能です。今まで決勝には出られなかった新田君、それとまだ中学生ながら予選トップで通過した北海道からの杉本君、ストマジ育ち?柳井君などなど総勢10名が揃いました。
一本目は回転ハリボテ、吊り下げハリボテを使用した飯山さん課題!惜しくも4名の選手が脱落。二本目は平山さん課題。微妙なバランスからランジで終了点。団子状態の中、設定ムーブとは違う形でランジをした柳井選手が完登!同着ながらも予選順位トップの杉本選手との最終ラウンドへ。最後は新しい壁の嵯峨君の課題。手数も長く、非常〜に厳しい。杉本選手は、いきなり手順が違うがそんなことも関係無く、矢内選手の到達点を超えて優勝!これからもっともっと強くなりそう、来年はエキスパート出てね。
日曜日は、女子各クラスとエキスパート男子。エキスパートは今年は男子10万、女子5万の賞金有り!優勝候補は韓国からのエントリーのソン選手、そして去年そのソン選手を韓国で破った渡辺選手(その大会も韓国版ノースフェイスカップ)。女子は前2戦を連勝の外河選手(マッドロック社長!)、海外でも活躍する尾川選手。
今まで少なかった女性の参加者ですが、今年はビギナークラスで20名の方がエントリーしてくださいました。ありがとうございます。もっともっと増えたらいいですね〜。そのビギナー女子は、課題が簡単すぎたのでしょうか完登者多数のため、急遽決勝戦。ここでも反省点があり、選手の皆さんを混乱させてしまいすいませんでした。結果は決勝課題を2本とも登った小島さんが優勝!ミドル女子は決勝進出者5名により決勝戦。予選をトップで通過し、1課題目を完登した片桐選手が、2課題目も池田選手を振り切り優勝!おめでとうございます。
エキスパート予選、男子はソン選手が圧倒的な強さを見せ、ノースフェイスカップ初の全完登!女子はやはり外河選手が一位。進学のため忙しく登りこんでいなかった野口選手も一位で通過。
女子決勝はいきなり傾斜の強い仮設ウォールからスタート。多くの選手が苦戦する中、5.13dを登っている真達選手、尾川選手、野口選手が完登。外河選手も通過。第2課題はなんと全員完登で最終課題へ。下部のダイナミックな動きから、ランジで上部のマントルへ行く嵯峨君課題。設定通りの動きで尾川選手が優勝!久しぶりの優勝おめでと〜。
右:女子優勝の尾川智子
左:真達朋子はボルダー、リードの双方で活躍
そして男子決勝。第1課題は嵯峨君設定のカンテを利用した課題ですが、なんと殆どの選手が下部で落ちる異例の事態。色々なムーブで出来そうに感じる課題のため、敢えてセッターから下部のムーブのアドバイスをすることにしましたが、それでも難しかったようです。フォローするわけではありませんが、かなり面白い課題です。左の掌を返す動きが分かるかどうかが分かれ目。ただ次回はもっと決勝課題についてセッター同士で話し合う予定です。それとお客さんにわかるようにジャッジの判定基準を説明する必要があるように感じました。
続いて、小沢さん設定のすごくボルダーっぽい課題。保科選手一撃、渡辺、ソン両選手完登。三本目は小山田さん課題。いつもより抑え目な難易度とは言え、デッドポイントを多用するこの難しい課題を、1番手渡辺選手が上部に到達!その後、あの蟹虫を数回のトライで登った渡邊祐也選手、大ちゃんと世界中で登りまくっている保科選手とも下部で失敗。最後のソン選手。スタンスを見落としているのか、なかなか下部を抜けられない。そして最終トライは気迫の完登!最終トライで登ることは本当に難しいが、すごい体力。
これで最終ラウンド日韓対決実現。そしてソン選手にとってはリベンジの場。最終課題は平山さん設定。いきなり吊り下がったハリボテに飛びついて、さらに壁のガバへのランジから始まる。さらにリップの抜け口にランジ、そして本当の核心細かいカチを取って、終了点にランジ。見ている人には本当にお祭りのような課題!これがクライミング?って選手の反応が怖かったとの平山さん。どうでした、皆さん?
最初の渡辺選手は、ランジを決めてカチにいくも届かず失敗。そして最期のソン選手。渡辺選手のポイントを超えてカチを押えて上部のランジ。失敗。この時点でソン選手の優勝は決定しているが、みんなの期待は完登!何度かやり直しているがダメ。そして最終トライ。どこにそんな体力があるのだろうか、カチまで到達。さっきは見落としていたスタンスを発見!飛ぶ。そしてリップを掴んで完登〜。すごい盛り上がりのまま大会終了。優勝賞金持って帰りました。もし映像を見たい方はウェブサイトeXcalibur(http://excalibur.x0.com/)に流れていますので、ぜひチェックしてみてください。
最期に。来年以降も今年の大会の反省を踏まえて、より良い大会にしていきますので、ぜひ皆様のご参加お待ちしています。そしてご協力いただきましたスポンサー様、セッターの皆様、DJの方々、その他お手伝いいただきましたスタッフの皆様、そして選手の皆様どうもありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します!
秋山 哲郎(ダイナウォール)
写真左:女子入賞者
写真右:男子入賞者