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国際大会 2011年    2012年へ2012年へ  2010年へ 2010年へ

前 次アジア選手権、中国・ホワンシーで開催

* 当初予定されていたホンコンでの開催がキャンセルとなった本年度のアジア選手権だが、12月9〜11日に中国のウーハン(武漢)近郊の、ホワンシー(黄石)で開催されることになった。

* まず長崎(ボルダー)、山口(リード)両ジャパンカップの上位5位までの選手は、出場するかどうかを(出場しない場合も)、10月13日(木)までに北山までメール(rocksnow869@gmail.com)にて連絡してください。この日を過ぎた場合、ほかの選手に出場権を移行します。

(北山 真 2011/10/05)


* 12月9〜11日に予定されていたアジア選手権が、突然中止になりました。開催国の中国側の発表は「来年に延期」ですが、詳細は不明です。

* 参加を予定されていた方は、29日までに航空運賃のキャンセル手続きが必要となります。ACCから11月28日に、経緯、今後の見通しなどについての何らかの発表があるとのことですので、それを確認の上、HISに返金先口座の番号をご連絡ください。

(北山 真 2011/11/26)

前 次インドネシアでオープン参加のボルダリングとスピードの大会

* 10月13日〜15日にインドネシアのパレンバンで、INDONESIA OPEN X -SPORTS CHAMPIONSHIP (IOXC)が開催される(要項PDF)。いわゆるXスポーツの大会で、クライミングではボルダーとスピードが行われる。

* 招待選手枠もあるがオープン参加が可能なので誰でも出場できる。賞金は日本円に換算すると1位 約13万円、2位 約9万円、3位 約4万5千円。エントリーは同大会のウエブサイト(www.ioxc-games.com)からできる。なお参加料は無料だが、滞在費と交通費は自己負担。

(北山 真 2011/09/12)

前 次世界ユース選手権2011

会場となったイムストの新しい壁

* 2011年の世界ユース選手権は、オーストリア・イムストに新設された巨大なウォールで行われた。

昨年、一昨年とメダルゼロの日本だったが、今回は女子ユースAで小田桃花2位、男子ユースBで島谷尚季2位、是永敬一郎3位と、3つのメダルを獲得した。ちなみに小田桃花の決勝は時間切れであった。

* 男子ユースBはほかにも蔭谷康平が6位、飯田譲が9位と、将来が楽しみなカテゴリーとなった。ユースAでは村井隆一が9位と健闘した。

* 最後の大舞台となった元高校生トリオだが、14位 新田龍海、15位 羽鎌田直人、16位 樋口純裕 と、仲の良い(?)結果だった。

結果詳細(IFSCリザルト)
男子 ジュニアユースAユースB 、 女子 ジュニアユースAユースB

メダル獲得数

1位オーストリア ⇒ 金3、銀1
2位スロベニア ⇒ 金2
3位フランス ⇒ 金1、銅1
4位日本 ⇒ 銀2、銅1
5位イギリス、ロシア、ウクライナ ⇒ 銀1
6位アメリカ、イタリア、ノルウェイ、ベルギー ⇒ 銅1

日本人メダリスト 左から小田桃花、島谷尚季、是永敬一郎

(北山 真 写真:新田 龍海 2011/08/31)

前 次アジアユース選手権2011

会場

日本人入賞者

日本チーム

* 7月28日、29日、30日、アジアユース選手権(AYCH)がシンガポールで開催された。来年2012年の世界ユース選手権(WYCH)が同地で開催予定となっているため、当初は今回のAYCHはそのプレ大会と位置づけられ、シンガポールからは来年のWYCHと同じ会場、同じ壁が使われるとアナウンスされていた。

* これまで、特に欧州でのWYCHの場合の競技会場はヨーロッパ・ユースシリーズ(EYS)等で使われている常設壁であることが多く、すでに競技内外で登った経験のあるヨーロッパ勢に比べて、初見である日本チームは不利な条件を強いられ続けてきた。が、もし来年も同じ会場、同じ壁なら今年のAYCHを経験しておけば日本にとっては、チャンスとも思われた。そこで、従来はWYCHに出場できなかった選手を中心にチームを組むことが多かったが、今回のAYCHではトップから順番に出場者を決めていった。しかし最終的に発表された大会の公式案内では、会場はとても来年WYCHを開催することは不可能と思われる屋外へと変更となってしまっていた。

* 大会は13カ国より200名以上の参加者を集めるなど、これまでのAYCHでは最大規模。壁はすこしくたびれたFRPの緩い壁が3面に、傾斜の強いものが1面と、昨今のユースのレベルの高さを考えれば役不足の感はぬぐえない。しかも南国特有の暑さと高い湿度の中である。どのような大会になるのか不安になる。不安を増幅するように前夜のテクニカルミーティングでは、スタートオーダーが発表されない。まだ出来ていないとのことだ。明日の朝までには宿泊先のホテルに届けてくれるという。選手には、「なにがどうなってもあまり動揺するな、こういうものだから」と伝えておく。確かに素晴らしい環境ではないが、条件はみなほぼ同じなのだから。

* 初日の予選はフラッシュ2本 途中スコールによる2時間以上の中断が入ったため、すべてのカテゴリーが終了したのは照明の中であった。今回はユースC(日本でいうアンダーYB)もトップロープで実施された。日本は出場14名全員が翌日の決勝に駒を進めることが出来た。日本チームより少し小規模な韓国にも予選落ちがいた位なので、予選の結果は本当に嬉しいことであった。

* 決勝はオンサイト。セミファイナルが省かれているため、各カテゴリーの決勝進出者は10名である。ここで日本チームは思わぬ弱さを露呈する。女子決勝に使われた壁が、緩い傾斜のFRPのパターン壁だったのだが、どうにも動きがスムーズでない。インドネシア勢などに比較して明らかにぎこちない感じなのだ。動きのかなり遅い子もいた。ここ数年のワールドユースでは、例えば咋年のエジンバラでも、緩い傾斜に上手く対応できず、跳ね返されるユースをかなり見てきている。日本ユースの弱点??いや、そう言えば大阪の“nambaHipscup”でも日本勢はふるわなかった。ゆるい傾斜は日本人選手全体の弱点なのか??一方男子は、垂壁ではなったため、みな生き生きと登っていた。

* 結果として、今回のアジアユースでは、日本は9名が表彰台にあがることが出来た。一方過去2年、ベストメンバーで臨んだ世界ユースでは誰も表彰台にあがっていない。この現実を、このレベルの差をどうやって縮めていくのかが課題なのだろう。今回は素晴らしい成績だと思うが、すぐ先のWYCHのことを思うと喜んでばかりもいられない。

AYCH 2011 シンガポール 主な成績

1位(3名)藤井 快(男子Jr)、是永 敬一郎(男子YB)、大場美和(女子YC)
2位(4名)羽鎌田 直人(男子Jr)、楢崎 智亜(男子YB)、水口 僚(女子YA)、小武 芽生(女子YB)
3位(2名)古畑 和音(男子YA)、田嶋あいか(女子YC)

※ 参加日本選手全員が決勝進出した

結果詳細(IFSCリザルト)
男子 ジュニアユースAユースB
女子 ジュニアユースAユースB

男女 ユースC(PDF)

※ ユースCはIFSCの正式な年齢別グループでないため、IFSCのWEBサイトにはリザルトが掲載されていません。

(小日向 徹 2011/08/20)

前 次世界選手権2011アルコ

開会式

パラ(片足)表彰式

パラ(ブラインド2)表彰式

* 2011年の世界選手権は、ロックマスターで名高いアルコでの開催となった。日中の暑さが考慮され、そして18、19日には第1回のパラ(障害者)世界選手権が併設されたため、全10日間という長い日程となった。

* クライミングにおける最高峰の大会ということで、日本もボルダー、リードともに厳選された最強チームということで望んだが、結果はまったく振るわなかった。最も金メダルに近い存在の野口啓代はファイナルの第1課題でつまづき5位。堀創は予選1位が裏目に出たか、セミファイナルではゼロ完登の17位。リードでも期待の安間佐千、小林由佳はそれぞれ10位、13位に終った。

* それらを補うかたちになったのがパラチームの活躍であった。片足のカテゴリーでは、千葉・習志野大会でもみられたスペインのウルコと小野巳年男の一騎打ちかと思われたが、これにドイツのアレクサンダーが加わり、3名とも2ルートを完登し、スーパーファイナルとなった。結果は小野完登、ウルコ最終ホールドタッチ、アレクサンダーその手前のプラスとまさに絵に描いたようなものとなった。ブラインド(視覚障害者)では日本人対決となった。小林幸一郎と、井戸本将義がやはり2ルートを完登しスーパーに。小林がみごとこれを完登、井戸本その手前のプラスという僅差で小林が優勝した。

* 日本人の活躍によりレベルが高いコンペとなった感があったパラだが、ほかのカテゴリー、たとえば両足切断(義足)、下半身不随などの1名しか選手がいないカテゴリーにも金メダルが与えられたのは、いかがなものだろう。参加選手には申し訳ないが、メダルの価値を下げてしまった感はいなめない。とくに下半身不随の選手などはビレイヤーによる吊り上げであり、それに大きな拍手、歓声が送られる光景はクライマーとして見たくないものであった。

* 以下は日本人全成績。

  • リード男子(参加130名)
    10 安間 佐千 27 渡辺 数馬 33 松島 暁人 47 伊東 秀和
  • リード女子(参加73名)
    13 小林 由佳 27 小田 桃花
  • ボルダー男子(参加140名)
    17 堀 創 41 杉田 雅俊 70 清水淳
  • ボルダー女子(参加69名)
    5 野口 啓代 9 小田 桃花 33 安田 あとり
  • パラ(片足)
    1 小野 巳年男
  • パラ(ブラインド1)
    4 岩本 謙司 5 小松 範明
  • パラ(ブラインド2)
    1 小林 幸一郎 2 井戸本 将義

(北山 真 2011/07/26)

前 次クライミングが2020年オリンピックの追加競技候補に

* 南アフリカのダーバンで開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、2020年大会(東京都も立候補している)での追加競技候補として承認された8種目に、スポーツクライミングが含まれている。クライミング以外の候補は、野球、ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スカッシュ、ウェークボード、武術太極拳。これら8種目から1種目が、2020年大会で採用される。

* IFSCによれば、IOCのロゲ会長は「(スポーツクライミングは)急速に発展している。若く、ひたむきで、注目に値する選手を擁している」と好意的な発言をしているという。追加種目は2013年にブエノスアイレスで開催されるIOC総会で最終的に決定となる。

(2011/07/07)

前 次ボルダリングWC2011 野口啓代 3連勝

* 7月2日、3日、イギリス シェフィールドで行われたボルダリングWCで野口啓代はアイントホーヘン、バルセロナに続き3連勝。さらにポイント・ランキングのトップを行くアンナ・シュテールがファイナル最下位の6位。これによりアンナと野口のポイント差はわずか5となり、最終戦ミュンヘンで野口逆転優勝の可能性が高くなった。

* 男子はキリアン・フィッシュフーバーが優勝。ポイントランキングでも2位のドミトリーに100ポイント以上の差をつけ、最終戦を待たず年間チャンピオンに輝いた。堀創は手痛い今シーズン2度目の予選落ちで24位。

(写真提供:千葉和浩 2011/07/04)

前 次ボルダリングWC2011 野口啓代 連勝

* 6月25、26日、スペイン・バルセロナでのボルダリングWC第7戦で、前回に続き野口啓代が優勝。セミファイナルで2位につけた野口はファイナルで全完登、2位(2完登)を大きく引き離し圧勝。そしてライバルのアンナ・シュテールはまさかの最下位(6位)。残り2戦でポイント差は58、野口逆転優勝の可能性が出てきた。

* 同じくセミファイナル2位と期待された堀創はファイナルで失速、まさかのゼロ完登で7位となった。

(写真提供:千葉和浩 2011/06/28)

前 次BWCアイントホーヘンで野口啓代 今期2度目の優勝

* 6月17、18日、ボルダリングワールドカップ2011第6戦のオランダ、アイントホーヘンで野口啓代(写真右)は、今期2度目の金メダルを手にした。

* 気になる年間ポイント争いだが、アンナ・シュテールは今回も2位につけ540ポイント。野口は429ポイント。今シーズンのアンナの安定ぶり(1位3回、2位3回)からすると厳しい状況ではあるが、残る3戦で野口の逆転に期待したい。

* ほかの日本人の成績は堀創12位、村上理武51位、簾内由希41位。

(写真提供:千葉和浩 2011/06/20)

前 次堀 創 ついにワールドカップ優勝! 野口 啓代とダブル金メダル

ミラノ大会の堀

* 5月27〜28日、カナダのキャンモアで行われたボルダリング・ワールドカップ第4戦で、堀 創が優勝した。堀は予選からただひとり4完登と好調。決勝ではスロベニアのクレメン・べカンと2完登での争そいとなったが、アテンプトの差を2とし優勝した。清水 淳も5位に入賞。セミファイナルではただひとり3完登で1位と、非凡な実力を見せた。

* 女子は、野口がまたしてもアンナ・シュテールとの対決。決勝では二人だけが4完登。アテンプト野口9、アンナ10であった。

* ほかにも茂垣敬太12位、杉本怜14位、杉田雅俊22位と日本人は大活躍。もちろんナショナルチーム・ランキングは2位のフランスを大きく引き離して1位だった。

(写真提供:千葉和浩 2011/05/29)

Bouldering WC in CanmoreTeam Japan Photo Album
  

(写真提供:森 章 2011/05/30)

前次ワールドカップに出場する選手の方へ

* どの大会に出場するかを、なるべく早く北山までメール(rocksnow869@gmail.com 電話はご遠慮ください)でお知らせください。

* 黙っていても登録してくれると勘違いしている方が多いようですが、参加する大会の連絡がない場合は出場登録されません。シーズン前に全戦出場と宣言した選手以外は、必ずご連絡ください。

((社)日本山岳協会 競技部 2011/05/25)

前 次2011年の日本代表について

* 日山協選手強化委員会では4月19日に委員会を開催し、2011年の日本代表選手(国際大会に出場することができる選手)について以下のように決定した。

  • S代表(特別強化選手)=野口啓代、安間佐千、堀創
  • A代表=小林由佳、松島暁人、小田桃花

※ 昨年のW-Cup決勝進出者

  • ボルダリングB代表
    • 男子:清水淳、杉田雅俊、竹内俊明、渡邉数馬、茂垣敬太、永田乃由季、村岡達哉、村上理武、祝茂男、杉本怜、尾崎晃一、瀬戸敬太、平野正行
    • 女子:安田あとり、萩原亜咲、大田理裟、梶山沙亜里、簾内由希、寿村尚良余、飯田あづみ
      • ボルダリングジャパンカップ大会結果より
  • リードB代表
    • 男子:渡辺数馬 小澤信太
      • 昨年の国際大会の成績より。
      • 他は6月4、5日に山口県山口市で開催される第25回リードジャパンカップ山口大会の結果で男子上位13名、女子上位10名を選考する。
  • 世界選手権大会イタリア・アルコ大会出場選手
    • 男子リード:安間佐千 松島暁人
    • 女子リード:小林由佳 小田桃花
      • 上記に加えてリードジャパンカップの成績で男子2名、女子1名を選出。
    • 男子ボルダー:堀創、清水淳、杉田雅俊
    • 女子ボルダー:野口啓代、安田あとり
  • 障害者大会 イタリア・アルコ大会出場選手
    • 岩本謙司、小松範明、井戸本将義、小林幸二郎、小野巳年男
  • ユース大会
    • アジアユース大会(7/28〜30) 選手10名程度
    • 世界ユース大会(8/25〜28) 選手15名 
      • 全日本ユースカップ大会(浜松)とJFAユース選手権大会(印西)の結果から 5月上旬に決定する。

((社)日本山岳協会 競技部 2011/04/20)

前次リードワールドカップ印西大会中止(速報)

* 本年9月に昨年の国体会場の印西市で開催が予定されていたリードワールドカップだが、福島の原発事故のレベルが7となったことなどを受け、(社)日本山岳協会は中止することに決定いたしました。

*最大の要因は、原発事故に伴いヨーロッパ各国が日本を渡航規制の対象としており、選手の参加が望めないためです。

((社)日本山岳協会 競技部 2011/04/15)

前次ボルダリングワールドカップ出場を希望される方へ

* 長崎でのボルダリングジャパンカップの成績が男子15位、女子10位までの選手はワールドカップに出場する権利があります。IFSCのスケジュールを確認の上、出場を希望する大会を北山 真(rocksnow869@gmail.com)までメールでお知らせください。

* 締め切りは大会の2ヶ月前が原則です。よって、ミラノ、スロベニア、ウィーンを希望される方は早急にお願いします。すでにS代表、A代表の選手は決定しておりますので、すべて自費参加となります。


2011年日本代表について

日山協・選手強化委員会で以下のことが決定しています。

  1. S代表 野口啓代(B、L)、堀創(B)、安間佐千(L)
  2. A代表 小林由佳(L)、小田桃花(L)、松島暁人(L)
  3. B代表(ボルダー) 男子15名(ボルダリングジャパンカップ長崎大会の1位から15位)、 女子10名(同じく1位から10位)。
    男女とも、S及びA代表分の繰上げはおこないません。
  4. B代表(リード) 渡辺数馬、小澤信太
    以下男子13名、女子10名をリードジャパンカップで決定。

((社)日本山岳協会 競技部 2011/03/07)

11年3月
ボルダリングワールドカップ出場を希望される方へ
11年4月
リードワールドカップ印西大会中止(速報)
2011年の日本代表について
11年5月
ワールドカップに出場する選手の方へ
堀 創 ついにワールドカップ優勝! 野口 啓代とダブル金メダル
11年6月
BWCアイントホーヘンで野口啓代 今期2度目の優勝
ボルダリングWC2011 野口啓代連勝
11年7月
ボルダリングWC2011 野口啓代3連勝
クライミングが2020年オリンピックの追加競技候補に
世界選手権2011アルコ
アジアユース選手権2011
11年8月
世界ユース選手権2011
11年9月
インドネシアでオープン参加のボルダリングとスピードの大会
11年10月
アジア選手権、中国・ホワンシーで開催


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