女子準々決勝は脱落するのが僅か3名という“広き門”だが、ルートはいきなり最大傾斜となった。このあたりはセッター(韓国:キム 日本:東、木村)が選手の技量を計る意図もあったようだ。
女子は準々決勝から決勝に至るまで、ほぼ順位の入れ替わりがない試合運びとなった。その中で準決勝を唯一完登した韓国のゴーが優勝した。
決勝でゴーと同高度まで達したキム(韓国)が2位。3、4位は香港、台湾となり、期待の日本女子勢は決勝でも挽回できず5位以下に名を連ねる結果となった。
準決勝、決勝ともに上位を譲らなかった香港、台湾選手が今後も注目されるところ。
そして男子決勝では、準決勝段階でトップの優勝候補ソン(韓国)がルート下部でスリップしてグランドフォール。準決勝で2位につけていた立木が、見事優勝を飾った。優勝した立木は喜ばしいながらも、決勝でソンとの対決にならなかったことが残念だったと語った。
富山県 南砺市(旧 城端町)
桜ケ池クライミングセンター
'02年10月12〜13日)
2002年10月12〜13日、第11回アジア選手権が富山県城端で開催された。
アクセス費用等が高い日本での開催ということもあり、常連のインドネシアが欠場するなどエントリー数は普段より少ない大会となった。
競技は男子準々決勝がジャパンツアー準決勝レベルとなる異例のスタート(通常はJFA予選以下)。それでも6名が完登するなどレベルの高い大会を伺わせた。