「ボルダリングは手軽」なのか
多くの道具を必要としないボルダリングは、たしかに始めやすいかもしれませんが、手軽に始めやすいことと、危険が少ないことはイコールではありません。ルートではシステム化された安全確保技術が確立されていますが、ボルダリングは安全を担保できるものはボルダリングマットしかないのです。そして、捻挫や骨折など、着地の失敗による事故は、圧倒的にボルダリングで多く発生します。ボルダリングマットがあれば安心というわけではないことを心しておきましょう。
また、着地ミス以外にも、高い位置からの飛び降りによる、脊椎の骨折や腰部の損傷の事例も多く報告されています。マットがあっても、飛び降りること自体にリスクがあることを認識しておいて下さい。