クライミングの環境整備
クライミングにまつわる事故を防ぎ、クライマーが安全に快適にクライミングを楽しめる環境を守るため、岩場の環境保全活動を行なっています。
ルート整備・リボルト活動
フリークライミングのエリアとして一般に認知され、利用頻度が高く、またアンカー類の老朽化が進んでいるルートクライミングのエリアに対して、終了点、プロテクションなどの交換、残置スリング、不要ボルトの撤去などを行ないます。
安全性を高めるための【整備】のほかに、景観を損ねる不要な残置スリング類の撤去や、支点に迷彩を施すなど、クライマー以外の来訪者も意識した【美化】にも力を入れています。
ルーアプローチ、周辺環境の整備
エリアに通じる駐車場やアプローチなど、周辺環境の保全や、倒木の処理や危険個所の改善、台風などの災害による大規模な岩場の損傷復旧などの活動も行ないます。
小川山ガマスラブ復活プロジェクト(2019年6月)
地域の清掃活動
全国の多くの岩場で、JFAやローカルのグループの主催による清掃活動が行われています。エリアを利用するクライマーと、地域の方々が一緒になって、岩場やその周辺のゴミ拾いや環境整備などを行ない、年に1度の恒例行事となっているところも少なくありません。周辺を美しく保つことはもちろんですが、このような活動は、地域の方々とクライマーが直接接することのできる、貴重な機会でもあります。クライマーの存在を知ってもらい、お互いの顔が見える関係を築くことが、岩場を守っていくうえで非常に重要です。
環境美化への取り組み
二子山にトイレを!
2021年9月4日