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前 次 帝釈峡第二道場で大規模な落石

* 広島県の帝釈峡第二道場で、かなりの規模で岩が崩壊しそれが落石となって落ちてきたという情報が寄せられました。梅雨に入り大雨の後などは地盤が緩む可能性は、どこの岩場でもあり得ますのでご注意ください。

6月10日(日)の昼過ぎに、第二道場の“大吾さん”〜“フルボディ”間で、その間の幅一杯の規模で落石が発生し、まるで土砂降りの雨のように5秒以上続きました。

幸い、上部にいたクライマーは被った岩の下で全員無事。最下部にいたクライマーも全員無事でした。もしも中間部の“ファーストラブ”の辺りにいたら、転がってきた落石に当たっていたと思われます。枯れ木に石が食い込んでいたと、下部にいたクライマーから聞きました。

前日から数個の岩が落ちてきていましたし、当日も時折さほど大きくない岩が落ちてきていました。それが前兆だったと思われます。奥へ行く道の入り口にある大きな岩のそばに約40cmもある岩が落ちて、その5〜10分後に大規模な落石となりました。

“大吾さん”、“トムキャット”の辺りに結び目のないフィックスロープが垂れていますが、そのフィックスロープから奥(岩から離れる方)は危険と思われます。また今後は、クライマー、ビレイヤー共にヘルメット着用が必須です。

金曜日に大量の雨が降ったと地元の方がおっしゃっていましたので地盤が緩んだのか、と思われます。今後も、梅雨明け後しばらく経過するまで、注意が必要です。

(2012/06/12)

前 次瑞牆ボルダーに関する注意

矢印が取水口の位置

矢印が取水口の位置

* 瑞牆ボルダーの「燃えた地図」でボルダリングをしていたボルダラーが、地元の方より脇の沢にある取水口に近づかないようにと注意を受けたとの情報が会員より寄せられました。JFAで確認したところ、ボルダー脇の沢に黒いチューブの取水口があり、管理棟下のヘルシーランドキャンプ場で利用されていることが分かりました。

* このため、このボルダーを利用する方は以下の点にご注意ください。

  • 沢および取水口には近づかない
  • 周囲を踏み荒らさない
  • ゴミは必ず持ち帰り、立ち去る際には忘れ物がないか確認する
  • トイレは必ず芝生広場もしくは管理棟のトイレを利用する

また、合わせてヘルシーランドのご利用などもご検討下さい。

[みずがき山ヘルシーランド] http://www.geocities.jp/k2832001/index.html


* 公開以降、大変な賑わいをみせている瑞牆ボルダーですが、クライマー、ボルダラーのご協力により、良好な環境が保たれ、管理棟からも「クライミングの人はマナーよく利用してくれている」との言葉をいただいております。今後もこうした環境、関係が維持できるよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

* すでに公開されているものですが、瑞牆ボルダー利用に関する注意点をまとめましたので、注意事項をよく読み、ルール、マナーを守ってご利用ください。

瑞牆ボルダー利用に関する注意(PDF)

(2012/06/11)

前 次バガブーに出かける予定の日本人クライマーへ

バガブー山群

カナダ ブリティッシュコロンビア州のバガブー州立公園は、アルパインクライミング、ビッグウォールクライミングの場として、日本からも毎年クライマーが訪れているが、日本語での当地の利用や規制に関する情報は、古い、あるいは間違ったものしかないのが実状である。以前に当地のレンジャーと話をする機会があったが、日本人クライマーは当地の最新の状況を把握していないとのことだった。以下の情報が、今後当地を訪れるクライマーに役立てば幸いである。

駐車場:

ヤマアラシが車の下に入り込んでタイヤのチューブを噛み切る恐れがあるので、駐車場に置いてある木材とネットで車をカバーすること。

宿泊:

小屋は、コンラド・ケイン・ハット(Conrad Kain Hut)がある。1泊25ドルで、1日35人まで宿泊可能。事前予約が必要で、直接電話(403-678-3200)するか、Alpine Club of Canadaにメールを送る(info@alpineclubofcanada.ca)。

設備は、ナベ、食器、ガス、マット。スリーピングバックや食料は持参すること。10月から6月までは閉鎖している。

キャンプ場は、ハットから30分ほど登ったところにあるアプルビー(Mount Applebea)か、ハットより下にあるボルダ―(Boulder Camp)の2か所。使用料(1泊10ドル)は、コンラド・ケイン・ハットに支払いに行くこと。

駐車場:

バガブー・スノーパッチ・コル: 氷河上の通過に、アックスとクランポン(クランポンを装着できるブーツも)が必要である。下降は、コルのスノーパッチスパイア側に最近設置された新しい支点がある。60mロープ2本なら、懸垂下降2回でクレバス帯を通過可能である。60mロープ1本、あるいは50mロープ2本の場合は、懸垂下降の回数が増える。バガブースパイア側にも下降支点があるが、周囲の岩稜が脆く落石の危険があるために、現在は利用されていない。

下降:

最近、各主要ピーク(バガブースパイア、スノーパッチスパイア、サウスハウザータワーなど)の主な下降ラインに、懸垂下降用の支点が新たに整備され、60mロープ一本で懸垂下降できるようになった。下降回数が増えるが、ダブルロープで懸垂下降をするより、ロープが回収できないなどのトラブルが少なくなった。

ビバーク:

かつては登攀ルートに前夜に取り着く、もしくは周辺コルにてビバークすることが容認されていたが、現在は州立公園の規則により、主要なピーク(バガブースパイア、スノーパッチスパイア、クレセントスパイア、ピジョンスパイア、ハウザータワー群)周辺での園内のビバークは、緊急時を除いて一切禁止されている。食事の汚水や排せつ物による高山環境および飲料水への汚染が問題となっているためである。

コンラド・ケイン・ハットやアプルビーからはアプローチが遠いが、ポピュラーなエリアとして、ハウザーやピジョンといったピーク群がある。このエリアへのアプローチ途中にあるピジョン・ハウザーのコルには、地元関係団体のボランティアにより、トイレが設置されている。かつては、このコルでのビバークも容認されていたが、現在はここでも意図的なビバークは禁止である。なお、2011年夏に、サウスハウザーピークのベッキー・シュイナードに取り着いた日本人パーティーが、前夜にビバークしているのが目撃されており、問題視されている。

ケイン・ハットやアプルビーからのワンデイでのサウスハウザーの登攀が不可能なパーティーは、時間がかかり面倒であっても、州立公園外まで出て、イーストクリーク(East creek basin)でビバークするしかない。州立公園局や地元関係団体が環境改善に取り組んでいることを尊重しなければならない。

天候:

バガブー山脈は天候が悪いことで有名である。ケイン・ハットでは、毎日天気予報が掲示されているが、明日の予報も当たらないことが多い。天気が急変しやすいので、ライト&ファストの登攀が基本となる。なお、一度雪が降ると、ルートが乾くまでに数日を要する。ロッククライミングに適した乾いたコンディションを捉えることは非常に難しい。

また、2010年や2011年のようなラニーニャの年には、北米西部では積雪量が増える。このような場合、翌年の夏の訪れは1か月以上遅れることもある。通常7月上旬からシーズンが始まるが、2011年の場合、8月上旬でも多くのルートがまだ雪に埋まっていた。事前に情報を入手されたい。

救助:

園内では携帯電話は通じない。救援を要請しなければならない場合、ケインハットの管理人に伝えるか、SPOTというGPSシグナルを用いた救援要請しかない。2011年の夏にも、ノースハウザータワーに取り着いたパーティーが途中で悪天候につかまり、SPOTで救援要請後にヘリにて救助された。天候が急変しやすいので、安易な計画は慎まなければならない。


当然のことながら、状況は常に変化する。上記情報はあくまで現時点のものであり、当地を訪れる方はこれを鵜呑みにすることなく、その都度最新の情報を収集していただきたい。

参考ウェブサイト:

British Columbia Parks/Bugaboo Provincial Parkの情報
 ⇒http://www.env.gov.bc.ca/bcparks/explore/parkpgs/bugaboo/

The Alpine Club of Canadaのコンラド・ケイン・ハットの情報
 ⇒http://www.alpineclubofcanada.ca/facility/kain.html

Association of Canadian Mountain Guidesのコンディション情報交換フォーラム
 ⇒http://www.acmg.ca/mcr/archives.asp

(森 章 2012/06/01)

前 次 鬼岩屋の岩場(高知県) 利用自粛のお願い

* “ROCK&SNOW”誌55号に発表掲載された高知県の新しいエリア『鬼岩屋』ですが、4月14日に落石に伴う事故が発生したため、当面のクライミング自粛をお願いいたします。

* 事故の概要ですが、ルートの途中でホールドにした岩が剥離して、登っていたクライマー自身の足に落下し骨折。クライマーはフォールしましたが、グランドフォールは免れました。負傷者はこのクライマー1名のみで事故による死亡者はありませんでしたが、地元消防による負傷者の搬送が行われました。

* 現時点では全面禁止となってはおりません。しかし開拓直後で岩の状態が不安定なため、他のルートでも同様の事故が起こる可能性があります。今後、ルート及び岩の状況を確認し、地元関係者と協議したうえで、利用再開を図りたいと思います。それまでは鬼岩屋エリアでのクライミングを自粛していただきますようにお願いいたします。

(高知フリークライミングクラブ 2012/04/15)


* その後、復旧作業、地権者との話し合いをへて、4月28日より利用再開されたとのことです。詳細は高知県のクライミングジム“Stone0”のブログをご覧下さい。

(2012/05/01)

パタゴニア Photo: Barbara Rowell
12年4月
鬼岩屋の岩場(高知県) 利用自粛のお願い
12年6月
バガブーに出かける予定の日本人クライマーへ
瑞牆ボルダーに関する注意
帝釈峡第二道場で大規模な落石


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