freefan  〜日本フリークライミング協会会報〜

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63号表紙
  • [連載]
    日本の岩場を斬る〜新田ロン編
    みちのく屈指の一枚岩、ふれあいの一人旅
     福島・大日岩
     [文:新田龍海 写真:斉藤暁、長谷川勘太郎]
  • [MADE IN JAPAN]
    液体チョークメーカー「M-Factory」主宰 橋本真紀夫、明美
     [聞き手:室井登喜男]
  • [クライミングの技術]
     フリークライミング安全三種の神器“ヘッドランプ”
      [文と写真:井上大助]
  • [紀行]

    フリークライミングの父祖の地を訪ねて
     〜ネイプス・ニードルと湖水地方のボルダリング
      [文と写真:互井健悟]

  • [コラム]

    続・トポの行方
      [文と写真:榎戸雄一]

  • [報告]

    裏六甲・不動岩、烏帽子岩調査報告
      [文:室井登喜男 写真:井上大助]

  • [ローカルレポート 2010年9月〜2011年1月]
      [構成:阪井学、牛澤敬一、宮脇岳雄、北岡和義、山本和幸、室井登喜男]
    • 京都府・笠置の岩場清掃2010報告  [文と写真:池田祐夫]
    • 備中・杉田ロック リボルト実施報告  [文:小野岳 写真:杉田守二]
    • 香川県・紅ノ峰の岩場 リボルト報告  [文と写真:北岡和義]
    • 河又解禁記念登山道整備 会計報告  [文:室井登喜男 会計:山本和幸]
    • 甲府幕岩浮石撤去、リボルト報告  [文:室井登喜男 写真:中西啓介]
    • ボルフェスランディング・スポット講習会報告  [文:佐藤優哉 写真:中條景子]
    • 四国ボルダリングカップ2011レポート  [文と写真:徳永潤一]
    • 湯河原梅林公園環境保全活動報告  [文と写真:山本和幸]
    • 雪の浦、野々岳のプロジェクトを完登  [文:牛澤敬一 写真:小池徳久]
    • あの人は今(九州編)  [文:牛澤敬一 写真:小池徳久]
  • [The Competition]

    2010年度下半期 コンペレポート [文:伊東秀和 写真:安間佐千]


  • 日本フリークライミング協会理事会議事録
  • 理事長就任のご挨拶
  • バックナンバーのご案内
  • JFA新規入会&更新のお願い
  • DVD紹介
  • JFA規約
  • 連載マンガのぼのぼ君

東日本大震災とfreefan63号の発行ついて

freefan63号の編集作業がほぼ終了し、印刷に入る直前であった3月11日に未曾有の災害である東日本大震災が発生しました。一日も早い被災地の復興と、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、この事態を受けて、freefan63号は急遽、発行の延期を決め、事態の推移を見守ってきました。発行時期が遅くなり、会員の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。

63号の巻頭では「日本の岩場を斬る」の連載として、災害のあった福島県福島市の大日岩を取り上げています。日本フリークライミング協会(以下JFA)およびfreefan編集部では、発行を延期すると共に、取材にご協力いただいた地元クライマーの方々の安否確認を行い、幸いにも全員の無事を確認しました。発行するにあたっては、取材にご協力いただいた長谷川夫妻および大日岩のローカルクライマー、宮城在住のJFA理事との協議を行なっております。

編集部では、災害以降「日本の岩場を斬る」の掲載を見合わせることも含めて、様々な検討を重ねてまいりました。現地の取材および誌面の編集が震災以前であったとは言え、こうした状況の中で、岩場の紹介記事を取り上げることについては、被災地の状況、被災者の感情、社会の情勢、岩場の安全、情報の伝達等々を考慮し、慎重な判断を必要としました。

その上で今回掲載に踏み切ったのは、今後の長い復興の中で、微力ではあっても支援につながるのではないかと判断したためです。今は岩場の利用は控えるべき状況かもしれませんが、状況が落ち着けば積極的に出かけて、宿に泊まったり、食事をしたり、土産物や特産品などを買ったりといった地元経済への還元を通じて、僅かながらも復興の一端を担うことができます。また、様々なクライマーが訪れて交流を深めることは、東北のクライミング界の活力にもなります。そのために、本誌での福島・大日岩の紹介記事が、全国のクライマーの方々に、いずれは行ってみたくなるような魅力を伝えられたら幸いです。また、地元クライマーからは、楽しみにしていたので、元気づける意味でも自分たちのローカルエリアの載ったfreefanが手元に届くのは嬉しい、とのご意見もいただきました。

「日本の岩場を斬る」の本文で筆者が語っているように、地元のクライマーの方々はfreefanの取材を暖かく迎え入れ、大日岩の魅力を伝えてくれました。そこで生まれたクライマー同士のつながりが途絶えることのないように本誌に留め、時が経って大日岩および東北の各エリアと地元のクライマーが、かつてのような平穏で魅力あふれる日々を取り戻すことを切に願います。また、状況が落ち着けば、安全確認やリボルトなどの環境整備、あるいはボランティアやチャリティといった活動も視野に入れ、JFAおよびfreefanとしてできる範囲での支援を行いたいと思います。

freefan編集長 室井登喜男


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